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解決済み

「土佐日記」と『権記』の内容の相違点が分かりません。
どなたか分かる方教えて欲しいです

回答

✨ ベストアンサー ✨

「日記」はもともと、男性貴族が儀式化した貴族の生活について記録するものでした。
子孫に貴族の仕事や儀礼的なものを伝えるために書かれ、多くは漢文で書かれました。

「権記」も、この「貴族の仕事の記録のための日記」です。
藤原行成が、藤原道長の最盛期(一条天皇期)の活動を詳細に記したもので、当時の政務運営や権力中枢、宮廷について、くわしく記しています。
「権大納言・行成が書いた日記」だから、「権記」です。

「土佐日記」は、国家の記録ではなく、「私的な記録としての日記」です。
紀貫之が、土佐から京へ帰る道のりを記録したものです。
心情を詳細に伝えるため、女性のふりをして、かな文字で書かれました。
今の感覚でいう「日記」は、こちらのほうが近いですね。

内容の相違点を簡単にいうと。
「土佐日記」は「私的な記録」。
「権記」は「公的な記録」。
...となると思います。

ゲスト

たくさん解説書いて頂きありがとうございました!!

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