実はコロナウイルスには新型を含めて7種類存在します。
この中の4種類はいわゆる「風邪」を引き起こす原因である事が多いのです。
我々が時々「喉が痛い」、「鼻が詰まっている」といった症状の10％前後はこの4種類のいずれかによる、コロナウイルスの仕業だったわけです。
では、残り2種類は何か。
それは中東呼吸器症候群を引き起こすMERSコロナウイルス(MERS-CoV)。
そして、重症急性呼吸器症候群を引き起こすSARS-CoV。というわけです。
(ちなみに、このSARS-CoVは心臓病、糖尿病といった基礎疾患を併発した患者は死亡率が非常に高くなる傾向があります。)
では、今世間を騒がせている新型コロナウイルスとは何者なのでしょうか？
それはSARS-CoV-2という名前です。
でも、これ、何かに似て見えませんか？先程のSARS-CoVに似てますよね？
これはウイルスの「種」としては同種ということなのです。
しかし、「ウイルス株」というレベル(もっと小さいレベル)で比較するとSARS-CoVとは違いがあるというわけです。
今まで述べたことをとても簡単に言えば、新型コロナウイルスはコロナウイルスの仲間である。
即ち、新型コロナウイルスはコロナウイルスの集合の1要素であると言えます。
