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まずイオンというのは電子配置が不安定な原子がいくつかの電子を補うか、捨てられ、安定した電子配置である貴ガスと同じ電子配置となることです(詳しい電子配置はボーアモデルを見てください)。また、電子が補われ、マイナスの電荷がプラスの電荷よりも大きくなったイオンを陰イオン、電子が捨てられて、マイナスの電荷がプラスの電荷よりも小さくなったイオンを陽イオンとなる。
(1)、(5)この問題で問われているイオン化合物は塩化銅水溶液(CuCl2)です。イオン化合物はプラスとマイナスの電荷の合計が0となるので塩化物イオンは1価の陰イオン、銅イオンは2価の陽イオンとなります。(塩化物イオンのイオンでない状態の塩素は電子が17個で、貴ガスのAr に一個電子が足りないので、電子が1個補われ1価の陰イオンとなります。このイオンが 2個集まりマイナスの電荷が電子2個分となるのでそれを打ち消す銅イオンは2価の陽イオンと分かる訳です。)
(2)、(6)、(10)、(11)電流はもちろんプラス極から出るのでb方向に流れます。電子は電流とは逆向きに流れるのでa方向に流れます。(電流と電子が逆向きに流れるようになってしまった経緯としては、昔は電流の正体がわかっておらず電流の流れる向きをプラス極からと定義しました。その後電子が発見されそれが、マイナス極から流れていることが分かったのです。その後も電流はプラスから流れるという定義が依然として存在し続けたため逆向きになりました。)電子が陽極に流れるのでそれと同様のマイナス電気を帯びた塩化物イオンは陽極に引き寄せられ、銅イオンはそれとは逆の陰イオンに引き寄せられます。
(3)、(4)、(7)、(8)上記のように塩化物イオンは陽極に、銅イオンは陰極に引き寄せられる訳ですが、塩化物イオンは電子の流れに合わせて補われていた電子を一個失い元のClに戻り気体に、銅イオンは流れてきた電子から二個電子を得て元のCuとなり個体になります。
長文失礼しました。
詳しくありがとうございます✨