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まずは液面差の生じている溶液柱が水銀柱だった場合、どれぐらいの高さに換算されるのかを計算します。
圧力の単位はPa以外にg/cm^2という表記もあります。この単位から
密度(g/cm^3)*高さ(cm)=圧力(g/cm^2)…①
という式が成り立ちます。
ここで溶液柱を水銀柱に換算した時の水銀柱の高さをxcmとすると式①から
1.0(g/cm^3)*2.72(cm)=13.6(g/cm^3)*x(cm)
よってx=0.200[cm]と求まります。
次にこれを圧力に変換します。0.200cmの水銀柱に相当する圧力をyPaとおきます。
1cmHg=1.33*10^3Paなので
1:1.33*10^3=0.200:y
よってy=2.66*10^2[Pa]となります。(3番は②)
次に浸透圧について考えます。結果から言うと、浸透圧は先程求めた溶液柱の圧力2.66*10^2Paと等しくなります。
ここで注意しないといけないのは、問題文に書いてある2.49*10^3Paという値は使うことはできません。何故なら今は浸透圧の平衡時について考えているため、Aの溶液内に水が侵入して体積が変化しているためです。
そのためまずはAの溶液にいくら水が侵入したのかを求めます。
ここでもう1つ気をつけてないといけないのは、液面差が2.72cmの時は溶液側の液面が1.36cm上がり、水側の液面が1.36cm下がっているということです。なので流入した水の量はU字管の断面積が1.0cm^2なので
1.36*1.0=1.36[cm^3]となります。(2.72cm^3ではない)
つまり水は1.36mL入ったことになります。
よって浸透圧Πはnを物質量、wを質量、Mを分子量とすると
Π=nRT/V
=wRT/MV
=0.10*(8.3*10^3)*300/M*(11.36/1000)
=2.66*10^2
よってM≒8.24*10^4[g/mol]と求まります。(4番は⑤)