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molというのは個数をあらわすものです。
ですから6.0molなどといわれれば原子や分子などの「個数」を表しているのです。
なんでそんなものを知る必要があるのか。
→反応する物質は個数の比で考えるから。
2H₂+O₂→2H₂O
こんなふうに表されたら
H₂(水素分子)が2こ
O₂(酸素分子)が1こ から
H₂O(水分子)が2こ できる
と分かりますね。
こんなふうに式から反応する原子や分子の個数の比が分かるのです。
それが、実際に実験するときに使う薬品の膨大な原子、分子にも対応できるように非常に大きな数のまとまり「mol」を決めたのです。
しかしながら、実際に原子・分子の個数を測れる機械などあるわけありませんから、やはり質量(g)を測ってそれに対応するように個数(mol)に直して考える必要があるわけですね。
個数が同じであれど、Hを1ことH₂Oを1こでは質量はH₂Oの方が重いわけですから、物質ごとに1molあたりのグラム数を決めるわけです。それがモル質量(g/mol)です。
で、モル質量を求めるには原子量を知る必要があります。
原子量に対応するように1molの個数を6.02×10²³個と決めましたので、原子量がそのまま1molのグラム数になっています。
ですから
H=1, O=16などと原子量が表記されていれば
Hは1g/mol, Oは16g/molということです。
また、H₂Oのように複数の原子が合わさった物質(化合物)は含まれている原子の原子量を足せばいいです。
Hが2こ、Oが1こ
1×2+16=18
H₂Oは18g/mol
で、この化合物にたいしての原子量を分子量といいます。
同じようにイオンにたいしての原子量を式量といいます。
言葉は違えど、意味は同じです。すべて、1molあたりのグラム数を表していることになります。
ちなみに、イオンは電子を得たり失ったりして厳密にはごくわずかに質量が変化していますが、無視して化合物と同じようにして式量を求めます。
言葉は違えど意味は同じ、しっくりきました!
丁寧に
ありがとうございました😊