物質の沸点とは、その物質が液相にあるときの蒸気圧が外圧に等しくなる温度。
蒸気圧とは、液体(または固体)表面から気体(蒸気)が飛び出そうとするときに生じる周りの空気を押しのけようとする力(圧力)です。大気圧がかかっているために、なかなか簡単に飛び出すことはできませんが、温度が上がるほどその液体の熱運動が激しくなるので、勢いあまって気相に飛び出す分子が増えてきます。つまり、蒸気圧が大きくなるのです。さらに温度が上がって蒸気圧が大気圧を上回るとその液体は沸騰します。すなわち、沸騰とは蒸気圧が大気圧を上回った状態だといえます。大気圧=1気圧=760mmhgと記されているので、グラフよりジエチルエーテルは、35度で760mmhgを超えています。つまり温度35度において沸騰しているということです。
それは、蒸発でなく沸騰では?
微妙に違いましたね、37.5度の時点で蒸発してます。