死すがなぜサ行変格活用になってしまうのかわかりません🥲
教えていただきたいです🥹
回答
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サ行変格活用の「す」は、ある状態や動作が起こることを意味しています。この「す」が他の語と合わさることで、「サ変複合動詞」になります。サ変複合動詞は、一緒になった語に、「~する」といった意味を付け加えます。「死す」もそのサ変複合動詞のひとつです。
サ変複合動詞は3種類に分けられます。
①名詞+「す」
例 : 恋す、心す、あるじす
②用言+「す」
例 : 空(むな)しうす、明らかにす
③漢語+「す」
例 : 案ず、謝す、御覧す
「死す」は、③の仲間だと思います。確か「死」という名詞は古典にはなかった気がするので①にはならないと思います。(違ったらごめんなさい)
「死」という単語に、「~する」という意味を付け加えたものです。極端に言えば、「死をする」。つまり、「死ぬ」と訳をするのです。
サ変は、「せ・し・す・する・すれ・せよ」と活用します。これは、サ変複合動詞でも同じです。
「死す」であれば、
「死せ、死し、死す、死する、死すれ、死せよ」のようになりますね。
※「~する」とならない場合はサ行変格活用ではない場合があります。
例えば、サ行四段活用動詞「申す」は、「〇〇す」となっていてもサ変にはなりません。なぜかと言うと、「申をする」と言われても、意味が通じないからです。
サ変複合動詞の「謝す」だと、「謝をする」となり、なんか謝ってそうな感じで何となく意味が通じます。
1番厄介なのが、漢語+「す」のパターンで、「賞す」「請ず」もサ変複合動詞になります。
「賞をする」と言われてもピンときませんが、「賞賛する」とすれば、何となく意味が通じます。(訳は、褒める、称えるです。)
「請ず」とか言われたらもう何か分からないですよね。これは、招待するという意味を持つサ変複合動詞です。
サ変複合動詞は沢山種類があるのですが、慣れてくると「何となくこれはサ変っぽい」と分かるようになりますよ!
話が結構逸れましたが、簡潔に言うと、「死」という単語に「~する」という意味を持つ「す」がくっついたサ変複合動詞です。
先を越されたみたいなので、これは無視してもらって大丈夫です!すみません!
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ありがとうございますー!!!