まず、一次不等式の問題であり、設問では一次不等式を解け、つまり<不等式を満たす解xの範囲を求めよ>、と言っているなーと、読み取る。
これを受けた上で問題を解くから、最終的には
x>○とか、x<○とか、そういう形に持っていきたいというように考えるのが自然。
簡単な例をだすと、
2x-3>x-5を満たす解xの範囲を求めようと思ったら、
まずは、左辺(または右辺)にxを、右辺(または左辺)に数字を整理しますよね?
つまり解の範囲は、x>-2となります。
この例のように、この問題でも、同じように考えていく必要があります。
a(x+1)>x+a^2これを変形して、xと定数であるaを左辺と右辺に分けてあげます。
ax-x>a^2-a すると、左辺にまだaが残っています。
これも右辺へともっていくために、左辺を xでくくると、x(a-1)>a^2-a となるので、すぐにでも両辺を
a-1で割って、左辺をxだけにしたいのですが、ここで少し踏みとどまります。
不等式の変形には
ルール:両辺に×正の数or÷正の数をするときは、
不等号の向きが変わらない。
両辺に×負の数or÷負の数をするときは、
不等号の向きが逆になる。
というものがあります。
この問題は、xの範囲を求めるわけですから、
不等号の向きが変わると、答えも違ってくるので、
かなり重大な問題です。
よって、これを考慮するとx(a-1)>a^2-a について、
1、a-1が正のとき
2、a-1が0のとき
3、a-1が負のとき
で場合分けをするのが自然な流れとなります。
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