古文
高校生

この問題なんですけど、〝候ひ〟は謙譲語で〝給ひ〟は尊敬語なんですが、どう言うことですか?
一つの文に尊敬と謙譲があるのがよくわかりません。
誰に対して使うのですか?

女御、更衣あまた候び給ひける中に、 (源氏物語・桐壺) たくさん お仕え申 申し あげていた なさった

回答

尊敬語は文の主体の動詞としての役割、謙譲語は文の客体の動詞としての役割を示します。どちらも尊敬の対象に使うので身分の違いで謙譲語と尊敬語を使い分けるというものではないです。上の例文を取り扱うと
更衣は中古の後宮女官で客体、女御が主体になります。
給ふは尊敬語で女御に対しての尊敬を示し、候ふは尊敬語で更衣への尊敬を示しています。

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?