数学
高校生

(2)の解説をお願いします。(1)をどうやって使おうか、などの思考の流れが知りたいです。

13 次の問に答えよ。 (1) 次の条件 (*)を満たす3つの自然数の組(a,b,c) をすべて求めよ。 (*) a<b<c» + + ===// ²0 1 1 1 a b C である。 (2) 偶数 2n(n≧1) の3つの正の約数か.q.rpgとptgtr = n を満たす組 (p,q,r) の個数をf(n) とする。 ただし、条件を満 たす組が存在しない場合は, f(n)=0とする。 nが自然数全体を動く ときのf (n) の最大値 M を求めよ。 また, f(n) = M となる自然数nの 中で最小のものを求めよ。
72 2017 年度 数学<解答> は起こり得ないことにも注意しておこう。 3 解答 (1) 0<a<b<cから よって 1 1 1 1 + a b C 2 よって ◆発想 (1) はよくみかける問題だから丁寧に解くとよいのだが. これが (2)の一部となっている。 (2) は題意をとらえるのが難しい。 2n の正の約数 p q. rについて 2n を p.g. rで割ればそれ ぞれ正の整数となると考えられれば,これを文字においてみれば、 (1) の方程式に一致することになる。 ゆえに, 2<a かつα<6. すなわち したがって α=3. 4.5 (i) α=3のとき. (*) から 3<b<c かつ すなわち ゆえに 1 1 1 1 3 < + + a a b C a このとき よって であるから 3<b<c かつ 6(c+b)=bc 1, 1 1 b c 6 1 13 a 2 a (ii) α=4のとき. (*)から -3<b-6<c-6 かつ (6-6) (c-6)=36 すなわち 4<b<c かつ b b (b-6. c-6)=(1. 36). (2. 18). (3. 12). (4.9) 1 1_1 C 4 2<a<6 (b. c)=(7. 42). (8. 24). (9. 18). (10. 15) 4<b<c かつ 4(c+b)=bc 1 名古屋大文系前期 名古屋大文系前期 このとき ゆえに 0<b-4<c-4 かつ (b-4) (c-4)=16 (b-4. c-4)=(1, 16), (2, 8) (i) α=5のとき. (*) から よって (b. c)=(5. 20), (6, 12) 5<b<c かつ すなわち よって 5<b<c かつ 10(c+b)=3bc 1 1 3 b C 10 5 <36-10<3c-10 かつ (36-10)(3c-10)=100 36-10=6.7.8 9 はいずれも100の約数でなく不適で. 36-10≧10 のとき. 3c-10≦10 が必要となり, これは6<cに矛盾。 (i). (i). (i)から (a, b. c)=(3, 7, 42). (3. 8. 24). (3. 9. 18). (3, 10. 15). (4.5.20) (4.6.12) ······ (答) (2) p.g.rは2nの正の約数であり 2n 2n = b. 2n p q r とおくと, a, b,cは自然数となる。 すなわち = a. 2n 2n 2n p= ca. 9= b ' ! C となるので, p>g>r かつ [p+g+r=nから 2n 2n 2n 2n 2n 2n + a b C a b C 0<a<b<c かつ -=C 2017年度 数学 〈解答〉 73 r=. かつ + -=n 1 1 1 1 + + a b C 2 これは(1)の(*) と一致し, (a,b,c) は(1) の結果と一致する。 このとき, ①から 2n n n (p. q. 7)-(27. 27. 21) (²7). r)=(2n 3'4'12 n
74 2017 年度 数学<解答> 2n 3'99/ n 2n 2' 5'10 p.g.rがすべて自然数となる条件は、 上の6通りそれぞれについて n が 21の倍数, 12の倍数。 9の倍数 15の倍数、10の倍数. 6の倍数 となることである。 nがこの6つの条件をすべて満たすとき.f (n) は最 大となり, (a,b,c) の互いに異なる組に対し, (p,q, r) も互いに異 M6...... () となる。このとき. nは 2n <解説> <整数方程式, 約数と倍数> 2n q (2) で . 2n p 2n n 2n (10). = a. の公倍数となるので、その中で最小のものは 2²x3²x5×7=1260 ······ (答) 3' 5' 15 n n 2'3'6 21=3×7. 12=2'×3. 9=3° 15=3×5. 10=2×5. 6=2×3 n (1) 名古屋大文系前期 1 1, 1 1 + + a b c 2 -). 2n =b. -=c とおけば, 与えられた条件は r 0<a<b<c かつ ここで、 (1)に帰着できることがわかっただけでなく, (1) が利用できるのだ から,恐らくここまでの方針は正しいということも確認できる。 さらに, f (n) の最大値 M. およびf (n)=M となるときのnの最小値を求めるの だが,何が最大か、 何が最小なのかを読み解いてみよう。 講 評 |||| 例年, かなり難しい出題が続いているが, 2017年度はまた 一段と難しい問題であった。 ① 3次関数の積分。 2次関数は対称式などが利用できるシ ンプルな結果が多いが, 3次関数となるとそう簡単ではないだ ろう。 ② いくぶん考えにくいが、よく勉強をしてきた受験生にと |||||||

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