250. 気体の溶解度 図のような容器に水1.00Lと酸素 O2 を入れ,
容器内を0℃,1.00×105Paに保ってしばらく放置すると,水に溶
けていない酸素の体積は 3.00Lになった。 次に, 容器内の温度を
0℃. 圧力を3.00 ×105Paに保ってしばらく放置した。 ただし. 0
℃, 1.00×105Paで水1.00Lに酸素は 49.0mL 溶けるものとする。
02
水
(1) 下線部の状態で水1.00Lに溶けている酸素の体積は、 0℃,100×105Paで何ml
か。 また, 0℃, 300×105Pa では何mLの体積となるか。
(2) 下線部の状態の容器内の水に溶けていない酸素の体積は、 0℃, 1.00×105Paで何
Lか。また,0℃,300×105Pa では何Lの体積となるか。
(20 東京薬科大)
30005
250. 気体の溶解度
解答 (1) 147mL, 49.0mL (2) 2.90L, 0.967L
0℃,100×105Pa において, 水 1.00Lに溶ける酸素 O2 の体
解説
積は49.0mL で, 水に溶けていない酸素の体積は, 3.00L である。
(1) 0℃, 3.00×105 Pa で, 水 1.00Lに溶ける酸素の体積を0℃,
100×10Pa で表すと, ヘンリーの法則から、次のようになる。
3.00×105 Pa
49.0mL×
=49.0mL×3.00=147mL®
1.00×105 Pa
また 水 1.00Lに溶けていた酸素を取り出して, 3.00 ×105Paにおける
体積を求めると, ボイルの法則から,次のようになる。
1.00×105 Pa
3.00×105 Pa
49.0mL×3.00×
=49.0mL
(2) 容器に封入している酸素の,0℃, 1.00×105Paにおける全体積は,
気体の酸素+溶けている酸素=3.00L+0.0490L=3.049L
(1) の結果から,加える圧力を3.00×105Paにしたとき, 1.00Lの水に溶
ける酸素の体積を,0℃, 1.00×105Pa で表すと, 0.147Lなので,水に
溶けていない 0℃, 1.013 ×105Paの酸素の体積は,次のようになる。
3.049L-0.147L=2.902L
また,このときの体積を0℃, 300×105Paで表すと, ボイルの法則か
ら次のように求められる。
2.902LX
1.00×105 Pa
3.00×105 Pa
=0.9673L
25
① 気体の溶解量を体積
で比較する場合,体積を
0℃, 1.00×105Paに換
算して同じ条件で表すこ
とが多い。
FOTO
②気体の溶解量を, 気体
を溶かしたときの圧力に
おける体積で表すと、圧
力の変化に関係なく, 体
積は一定になる。
XASS
SPARE
すみません
3.00✖️10^5分の1.00✖️10^5とはヘンリーの法則のどの部分ですか?