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室町時代の話ですね。
まずその頃、正長の徳政一揆(土一揆)や播磨の土一揆などの一揆が多かったです。土一揆というのは、酒屋や土倉を襲い、減免や徳政を訴えるものです。
酒屋や土倉は当時金融機関的な役割をしていました。
そして、幕府は酒屋役などの税金を酒屋、土倉から徴収してました。
そこで、徳政令を出すとどうなるでしょう、、??
まず、一揆を起こした側は喜びますね。だって、徳政令を求めるために一揆を起こしたんだから。
次に、酒屋と土倉はどうでしょう?貸してたお金が返ってこなくなるので当然不満に思いますね。
そして、幕府はどうでしょう?酒屋や土倉が大打撃を受けると、そこから徴収していた酒屋役などの税が減り、幕府も経済的打撃を受けるため、良く思いません。
そこで出したのが本題の分一徳政令です。
内容は、酒屋・土倉からの借金を無くしてあげる代わりに、借金してた分の1/10のお金を幕府に納めなさい。というものです。具体的には、"100万円借金していたら、幕府に10万納めれば、100万円の借金は取り消すよ"って感じです。これらは、幕府と農民には良い提案ですよね。
幕府は分一徳政令を出したら、借金してた農民からお金が入るし、分一徳政令を出さなければ普通に酒屋役などの税を徴収してお金が入る。がっぽりです。
農民は借金が大幅に減るので助かります。
酒屋、土倉にとってはやはり、どんな形であれお金が戻ってこないので徳政令は困ります。ですが、この時代幕府中心ですので、幕府はそんなことは考慮してくれません。
そして、分一徳政令が多かったのは、このような幕府にとって都合が良いことが多かったからです。
長文ですみませんでした🙏
丁寧にありがとうございます!
理解しました!!