電流が磁界から受ける力
(北海道改)
21
入試2
手回し発電機を用いて,次の実験を行った。
1 1本のエナメル線を用意し, 図1のように両
図1
コイル
線X
線Y
端を少し残して,正方形のコイルをつくり, 残
した線の下側半分のエナメルをそれぞれはがし
て,線X,Yとした。
2 図2のように, 水平な台の上に,導線A, B
をそれぞれつないだ2本のアルミニウムパイプ
拡大/
エナメル。
拡大
エナメル
エナメルをはがした部分
図2
線Y
アルミパイプ
コイル。
を固定し,S極を上にした円形磁石の真上にコ
イルを垂直にして, 線X, Yをパイプにのせた。
このとき,エナメルをはがした側を下にして置
導線B
水平な台 線X
導線A
円形磁石のS極
図3
線X
コイル
いた。
線Y
3 導線A, Bに手回し発電機をつなぎ,ハンド
S極
水平な台
ルを反時計回りに回したところ, 電流は図3の
矢印(→)の向きに流れ, コイルは回転しながら
移動した。
(1) 3で,コイルが回る向きは, 線Xから線Yの方向に見て, 時計回り, 反時
計回りのどちらか。
(2) 3で, ハンドルを時計回りに回すと, 電流の向きが逆になるため,コイル
は実験結果と逆向きに回転する。ハンドルを時計回りに回して, 実験結果と
同じ向きにコイルを回転させるためには, どのようなことをすればよいか。
ただし, 導線A, Bとアルミニウムパイプのつなぎ方, および導線A, Bと
手回し発電機のつなぎ方は, いずれも変えないものとする。
N極
導線A
導線B
アルミパイプ
コ
Id ム