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それぞれの反応の反応物で、どちらが酸化剤or還元剤かを考えます。

上段の式ではSの酸化数を見ると、SO₂(Sの酸化数+4)が酸化剤として、H₂S(Sの酸化数-2)が還元剤として反応して、どちらも酸化数0の単体のSになっていると読み取れます。
よって、SO₂よりH₂Sのほうが還元性が強いとわかります。

一方、中段では、I₂(Iの酸化数0)が酸化剤として働き、I⁻(Iの酸化数-1)に変化し、またSO₂(Sの酸化数+4)が還元剤として働き、SO₄²⁻(Sの酸化数+6)に変化していると読み取れます。ここでは上段と違ってSO₂は還元剤なのです。
よって、I₂よりSO₂のほうが還元性が強いとわかります。

この時点で、H₂Sが最も還元性が強いとわかり、酸化剤・還元剤どちらにもなるのはSO₂だとわかります。

ちなみに、H₂Sは代表的な還元剤ですし、ハロゲン単体は代表的な酸化剤です。
それから、基本的にはSO₂は還元剤として働きます。受験化学では、H₂Sと反応するときだけ酸化剤になると覚えておけば大丈夫です。

酸化還元反応 酸化剤 還元剤 硫化水素 二酸化硫黄 ヨウ素 酸化数
ミミック

理解できました!
長々と分かりやすい説明ありがとうございます

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