✨ ベストアンサー ✨
防災と減災は全く違いますよ
選択肢にあるように
防災は想定内の災害を「完全に防ぐ」目的で行われる施策です。
だから、その施設は大規模になる。当然、お金もかかるし、
完成までに期間がかかるのでこの間に災害が起これば当然防げません。
これに対して、減災というのは完全に防ぐのではなく「減らす」ということ。
基本的に、家財などはあきらめてでも命だけは守ろうとする施策です。
だから、大規模な施設を作るよりは、そこに住む住民の意識を高めたり
災害のときに避難しやすくしたり、と言ったことに重点が置かれます。
現代は
防災から減災への流れが起きていますね。
それは、地震にしろ、台風や大雨にしろ、想定を超える災害が起きているからです。
先ほども書きましたが、想定内であれば防げますが、想定外の災害については
防ぎきれません。ですから、防災より減災へシフトせざるを得ない
ということなのです。
防災と減災が同じようなものという考えは捨ててください。
防災、減災、どういう災害に対してどのような防災対策、減災対策があるのか
調べてみてください。
それは、地学の勉強にもなるでしょうし、何よりも将来的に
あなたや家族の身を守ることにもつながるはずです。
日本は災害大国ですから。
非常に分かりやすく丁寧な回答・解説ありがとうございます。
防災・減災それぞれの長所・違いがよく理解できました。
文系なので地学はこれでおしまいなのですが自分の身を守るという点に置いて実際に生活に役立つものなので精進します。ありがとうございました。