理科
中学生

炭素はなぜ単体で分子のまとまりがないんですか?

理屈を教えてください!

回答

日本語的には、「なぜ炭素分子とよばないのですか?」であっていますでしょうか。
そもそも「分子のまとまり」という表現が難しいですね。

金属は全て単体で、化学式は一粒の形です。
例 銅はCu、銀はAg ※ 酸素はO2(2粒で1セット)
そして化学式内に金属があっても、それは「分子」とよべませんでした。
例 塩化ナトリウムはNaClで、分子と呼べない。

「分子」は「物質の性質を示す最小の単位」です。
つまり、銅は一粒で金属の性質を示さないですし、
塩化ナトリウムはNaClが1セットだけでは結晶になっておらず、
酸素はO一粒では助燃性という性質は持たないということです。

ただし、酸素はOが「2つ」あれば助燃性を得ることができます。
そうです。「何粒あれば性質があらわれるのか」がはっきりしているのです。

金属の多くは、とにかく「たくさん」集まってないとだめですし、
塩化ナトリウムも「たくさん」集まって結晶を作ります。

これと同じように、炭素を考えてください。
炭素は「たくさん」集まって、はじめて、「炭素という物質」が持つ性質を発揮できます。
この場合、当然「C」と、一粒で表すでしょう。
だって何粒集まればいいのかわからないのですから。

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