✨ ベストアンサー ✨
kirinさんが言ってくださっていることと少し被ってしまうのですが、
「聞こえる、評判になる」の意味の場合、目的語は無いと思います。
「〜を聞こえる、〜を評判になる」とは言わず、「〜が聞こえる、〜が評判になる」と言いますよね。
(ただ、「聞こゆる馬」だと「評判の高い馬」となります…→"この馬は評判になっている"といちいち文に直せばなんとか分かるのかなと思います、、笑)
「申し上げる」の意味の場合、目的語はあります。「『〜』と(偉い人に)申し上げる」のような形が多いですかね?🧐
あとは、「〜を恋ひ聞こゆ=〜を恋しく思い申し上げる」という補助動詞の役割をするときです。
かぜかさんの質問の"高貴な方に使う"というのは、"高貴な方に対して それより身分の低い人が 使う"ということですから、その場合は"聞こゆの前には目的語がある"ということになります。( (身分の低い人)が(高貴な人)に申し上げる。)
目的語がある場合「申し上げる」という意味になるので、
"高貴な方に使う時は申し上げるという意味になる"というより、目的語があるまたは補える場合は申し上げるという意味の謙譲語になるので、"必然的に後ろの目的語は偉い人"になるということだと思います。
(聞こゆだけでなく古文を読むときはずっと行うべきことになってしまうのですが)
意味の識別は、主語と目的語を明確にすることが1番だと思います。💡
余談ですが…
「聞こゆ」は他動詞の謙譲語で「差し上げる」という意味もありますが、これは手紙などを送る際に使うので、「〜を申し上げる」の場合とは区別はつくと思います。
長々とほんとうにありがとうございます✨
ゆーさんのご説明いつもわかりやすくて助かっています👏