✨ ベストアンサー ✨
秋の夜の / 千夜を一夜に / なずらへて
八千夜し寝ばや / あく時のあらむ
伊勢物語で出てくる歌の一部でしょうか。
実際のところ、係助詞の「や」「か」を疑問で訳すか反語で訳すかは、学者さんによって解釈が分かれます。
自分ならこれを疑問で訳します。
「もし秋の長夜の千夜を一夜になぞらえて、八千夜もあなたと共に寝たとしたら、満足する時があるのだろうか。」
これを反語で訳すならば、先程の疑問の訳に、
「いや、満足しない。」
「いや、あきあきする。」
のどちらかを付け足せば良いはずです。
このようにあえて否定をして、自分の判断や意志などを強調する用法が反語になります。強調するかしないかは、人によって解釈は変わりますね。
ここからは自分の勝手な解釈なので、間違ってるかもしれませんが、
「飽く(あく)」という単語には、
「満足する」というプラスの意味と、
「満足しない≒飽きる」というマイナスの意味の2つがあります。
疑問だけだと、「満足する」だけで終わりますが、
反語にすることによって、
「満足するだろうか、いやあきあきする」
と、「飽きる」という意味が含まれるようになります。
すると、「秋」の「あき」と「あきあきする」の「あき」がかけられていることが分かります。
(たまたまなのかもしれませんが、、)
旺文社の辞書では疑問で訳されていますが、反語としてこのような解釈もありなのではと思いました。
なるほどです!
自分も疑問の方で訳していたので助かりました!!
ありがとうございます😭😭