化学
高校生
解決済み

(3)でNiの質量は粗銅板全体の質量の10%ではなく減少量の10%なのはなぜですか?解説よろしくお願いします

思考 120.銅の電解精錬 不純物に金,銀, ニッケルなどを含む粗銅板を陽極, 純銅板を陰極 として, 硫酸銅 (II) 水溶液を電解液にそれぞれ用い, 0.2~0.5V で電気分解を行うと, 純銅が得られる。 いま, 不純物として金とニッケルのみを均一に含む粗銅板を陽極, 純 銅板を陰極として, 硫酸銅(II) 水溶液中で電気分解を行った。 0.965Aの電流を 1.80 × 10 秒間流したところ, 陽極の質量が5.87g減少し, 両極からも気体の発生は見 られなかった。また, 粗銅板に含まれるニッケルの質量パーセントは10.0%であった。 (1) この実験で得られた純銅は何gか。 有効数字3桁で答えよ。 (ア) 大きくなった (イ) 変化しなかった (2) 電解液中のCu2+の濃度はどのように変化したか。 次の (ア)~(ウ) から1つ選べ。 (ウ) 小さくなった (3)この粗銅板に含まれる金の質量パーセント [%] を有効数字2桁で求めよ。 思考 論述 () OMS CHO (20 千葉大)
(3) ③式で溶け出したニッケル Ni の質量は,陽極の減少量 5.87gの 10.0%なので, 0.587g である。 ②式で溶け出した銅 Cuの質量を x [g] とすると, Ni のモル質量が58.7 g/mol, Cuのモル質量が 63.5g/mol なので, 回路を流れる電子の物質 量について 次式が成り立つ。 x[g] 0.587 g ×2+ x2=1.80×10-mol 63.5g/mol 58.7g/mol x=5.08g したがって, 含まれていた金 Au の質量は, 5.87g- (5.08g+0.587g) = 0.203g したがって, 粗銅板に含まれる金の質量パーセントは,次のようになる。 20.203g_ x100=3.45 5.87g 101 3.45% 上品切

回答

✨ ベストアンサー ✨

問題文の「粗銅板に含まれるニッケルの質量%濃度は10%」を読むと、Niの質量は粗銅板全体の質量の10%と考えたくなるかもね。

結論から言うと、その考え方には無理があります。
国語の文章的には間違っていないが、では、粗銅板の質量って最初いくらですか?溶けた減少量は5.87gしか問題文にないんですよね。

そうなると、減少分の10%と考えるしかないよね。

そもそも、電極全体の10%に銅以外の金属が入っているなんて、銅が90%だから超粗銅板だよね。そんな粗銅板はロスが出過ぎて電気代かかりすぎますよ。

という感じで考えると、粗銅中に含まれる金属が10%って大きい値だから、それだけ10%もあるのは減少分と考えるのが普通かなとなります。

千葉大の化学は、わざと混乱を招いたり、ミスさせたり、ヒント少ない問題が多いから注意が必要です🙇

さな

わかりました!ありがとうございます!

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