古文
高校生
解決済み

(1)次の「なよ竹のかぐや姫」に関する問題を答えなさい。
①同じ過去の助動詞「き」ではなく、「けり」が多く用いされている理由を答えなさい。
②打消「ず」の連体詞「ぬ」と、完了「ぬ」の見分け方は何か答えなさい。
③「うつくしう」「けうらなる」の意味を理解した上で「かぐや姫」の描写の変化について答えなさい。
④完了「ぬ」「つ」で、最後だけ「つ」が用いられたのは何故か答えなさい。
⑤かぐや姫が地上に現れ、3ヶ月で大きくなり、結局月へ帰るのは何故か答えなさい。

言語 文化 言語文化 古文 なよ竹のかぐや姫 かぐや姫

回答

✨ ベストアンサー ✨

本文がないのでなんとも言えないですが、以下参考にしてください。

①過去の助動詞「き」「けり」の違いですが、
「き」は、直接経験した過去の出来事について述べるものです。
「けり」は、間接的に知った過去の出来事について述べるものです。

竹取物語の有名な文で、
「今は昔、竹取の翁といふものありけり。」
というのがあります。
ここで使われている「けり」は、「竹取の翁というものがいた」という、自分が経験したのではなく、誰かから聞いたりして知ったことについて述べていますね。大袈裟に言えば、「竹取の翁というものがいたそうだ」的なニュアンスですね。

②打消の助動詞「ず」は未然形接続です。以下が打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」になる時です。
未然形+「ぬ」、「ぬ」+体言、係助詞「ぞ」「なむ」「や」「か」の結びの「ぬ」

完了の助動詞「ぬ」連用形接続です。以下が、完了の助動詞「ぬ」の終止形「ぬ」になる時です。
連用形+「ぬ」、「ぬ」で文が終わっている場合、「ぬ」+「べし」、「ぬ」+「らむ」、「ぬ」+「めり」、「ぬ」+「らし」
※「べし」「らむ」「めり」「らし」は終止形接続の推量の助動詞です。

③「うつくしう」は、形容詞シク活用「うつくし」の連用形「うつくしく」のウ音便「うつくしう」です。
「(小さくて)可愛らしい」「愛しい」といった意味があります。

「けうらなる」は、形容動詞ナリ活用「けうらなり」の連体形です。
「清らかで美しい」といった意味があります。

本文が分からないので予測になりますが、「うつくしう」は序盤で、「けうらなる」は終盤で出てきているのでは無いでしょうか。もしそうであれば、誕生したばかりのかぐや姫は小さくて可愛らしく、かぐや姫が成長したことで(1人の女性として)清らかで美しくなったのではないでしょうか。

④本文がないのでわかりません。ですが、完了の助動詞の「つ」と「ぬ」にはちょっとした違いがあります。
「つ」は、人為的、意志的な動作を表す動詞につく場合が多く
「ぬ」は、自然的、無意志的な作用を表す動詞につく場合が多いです。
例えばですが、「なよ竹のかぐや姫とつけつ。」の「つ」は、「つけ」(名付ける)という、人によって行われる動作を表す動詞についていますよね。

⑤本文がないので、ごめんなさい分かりません。

間違っていたらすみません。

ご回答ありがとうございます!

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