古文
高校生
解決済み

「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」という文の「そこはかとなく」の部分は形容詞なのですが、なぜ副詞ではないのですか?
どなたか教えてください🙏

回答

✨ ベストアンサー ✨

そこはかとなし
という形容詞から来ているのだと思われます。
連用形なので「そこはかとなく」

シャンシャン

回答ありがとうございます。
確かにそうなのですが、現代語訳を見ると副詞のように見えます。
「とりとめもなく、書きつけていると~。」

ㅤㅤㅤㅤㅤ

古文単語はある程度覚えるものですから、訳で判断するべきではないと思います。
質問にそぐわない回答で申し訳ございませんが🙇

シャンシャン

回答ありがとうございますm(_ _)m
頑張って覚えます!

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回答

実際には似たものが3つ存在しています。
「そこはかと」→副詞
「そこはかとなし」→形容詞
「そこはかはし」→形容詞

「そこはかと」という副詞は、多くの場合は下に打消の表現を伴って、はっきりしている様子を表します。たいていは、「はっきりと」と訳します。

そこはかと知りてゆかねど先に立つ涙ぞ道の知るべきなりける
(そこが墓だとはっきりと知って行くのではないけれども、まず出る涙が道の案内者であったのだ)

「そこはかとなし」という形容詞は、「はっきりとしない」という意味を持ちます。なぜこれが副詞ではないのかというのは単語の構成を調べると分かります。

「そこはかとなし」という形容詞は、
「そこはかと」(副詞)+「なし」(形容詞)で構成されています。つまり、「はっきりと」+「していない」=「はっきりしない」となるわけです。否定(打消)の意味を追加するために「なし」という形容詞をくっつけた感じです。

「そこはかと」という副詞に否定の意味を追加しようと思ったら、形容詞になってしまった!!みたいな感じで捉えてもいいと思います。元々は同じ単語なので、副詞のように訳す場合もあれば、形容詞のように訳す場合もあります。

「そこはかなし」という形容詞は、これ単体でひとつのものになります。The形容詞って感じです。これは、「そこはかとなし」の訳し方と同じです。「そこはかとなし」と違う点は、「そこはかとなし」のようにあとから否定(打消)が追加されたのではなく、「そこはかなし」のという、最初から否定の意味を持った形容詞であるという点です。

「そこはかなし」→形容詞で訳す
「そこはかと」→副詞で訳す
「そこはかとなし」→副詞or形容詞で訳す
こんなイメージです。

間違ってたらすみません。

シャンシャン

回答ありがとうございますm(_ _)m
丁寧で分かりやすかったです!

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