化学
高校生
解決済み

解説において、(1)の様に、左端の構造は考慮されているのに対して右端の構造は考えられていないのはなぜですか?

第5問 高分子化合物に関する次の問い (問1・2) に答えよ。(配点20) 問1 アミロペクチンがもつヒドロキシ基-OH をすべてメチル化して一O-CH に変化させた後,グリコシド結合の部分を完全に加水分解すると, 図1に示す ように,部分的にメチル化された3種類の化合物A~Cが得られる。 これらの 含有量から、 アミロペクチンがもつ枝分かれの数などを推定することができる。 CH2-OCH 3 -OH HC H COCH3 H CH3O COH H OCH3) CH2OCH H C H OCH3 H C HCCOH -OH H OCH H CH2-ア -C-H C ウ OH HC イ C H I OH B C 図1 アミロペクチンをメチル化した後の加水分解で得られる化合物 分子量が 1.62 × 10°であるアミロペクチンXがある。 Xの一定量について, ヒドロキシ基をすべてメチル化した後, グリコシド結合の部分を完全に加水分 解したところ,A,B,Cがそれぞれ, 0.0010 mol, 0.023 mol, 0.0010mol 得られた。この実験に関する次の問い (ae) に答えよ。
a 図1に示したCの構造式について, に当てはまる官 能基の組合せとして最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。 30 ① (2) 3 4 ⑤ ア OH OH OH OCH3 OCH3 OCH3 イロ OH OCH 3 OCH3 OH OH OCH3 ア I OCH3 OH OCH 3 OH OCH3 OH I OCH3 OCH3 OH OCH3 OH OH
種類が考え 切な温度で CaHg を生 2-OH たないの は起こ 水溶液 称性に ⑥ CH OH HO 0.10mol/Lx あり ②と④は,分子がもつ対称性によって, 結合の極性 弥ち消され, 無極性分子となる。 正解 ⑥ 問429 図1の構造から,このイオン交換樹脂は陽イオン交換 樹脂であることがわかる。 陽イオン交換樹脂は,水溶液 中の陽イオンを, それと等しい電荷量の水素イオンに交 する能力をもつ。 したがって, この樹脂に塩化カルシ ウム水溶液を通じると, 水溶液中のカルシウムイオン C3 と樹脂中の水素イオンH+が,以下のように1:2 の物質量比で交換される。 2RSO3H + Ca²+ (RSO3)2 Ca+2H+ 0.10mol/Lの塩化カルシウム CaCl2 水溶液10mL中 のカルシウムイオン Ca²+の物質量は, あり 10 1000 したがって 流出するH+の物質量は, (p-1 XY X+Y) 枝分かれ 部分 L=0.0010mol CHa α-1, 4 グリコシド結合 第5問 問1 a 30 正解 ① アミロペクチンは,α-グ ルコース (図ア)が縮合重合し た構造をもつ高分子化合物 で,α-グルコースどうしの 結合は, 1位と4位の炭素原 子の部分での結合 (1,4-グリ コシド結合)と,1位と6位 の炭素原子の部分での結合 (1,6-グリコシド結合) からなる。 したがって, アミロペクチンは図イに示すように, 主 に3種類の構造単位 (1)~(3)で構成される ((1) は1位の炭 素原子でのみグリコシド結合を形成, (2) は1位と4位の 炭素原子でグリコシド結合を形成, (3) は1位と4位と6 位の炭素原子でグリコシド結合を形成)。 図イからわか るように, 枝の末尾にある (1) と枝の頭部がつくところに ある (3)はほぼ同じ数であるが,それに比べて鎖の途中に ある(2) はかなり数が多い((1)の数≒(3)の数(2)の数)。 な お、 主鎖の両端にある構造単位は無視してよい。 アミロペクチンに含まれる−OH をすべてメチル化す ると,(1)~(3)は,それぞれ以下の(1) ~ (3) に変化する。 HO CH₂OH OH (1) CH₂OH OH OH OH (2) 図イ(アミロペクチン) 枝分かれ 部分 H 4位 OH 6位 CH 2-OH 15位 C- -0. 1 H OH H CH₂ OH C 3位 H 図ア (α-グルコース) OH H (3) 2位 OH 1位 OH -1.6 グリコシド結合 ・主鎖

回答

✨ ベストアンサー ✨

左端の構造は考慮されているのに対して右端の構造は考えられていないのはなぜですか?
>枝分かれが増えた数だけ左端の構造は増えるため、無視できない。

しかし、右端の構造はデンプン内に1個しかない。厳密には右端の構造を入れるのだが、何百個も結合した1個だから計算に入れず無視している。

上に記載したが、枝分かれの数だけ左端が増えるが、主鎖の左端の1個は主鎖の右端同様、何百個の内の1個だから、右端同様無視している。mol計算では誤差のうちと考えて無視している。

だから、問題文A,B,Cの0.0010,0.023、0.0010molは、その考えにより、主鎖の両端を無視して計算したmolである🙇

そうなのですね…!当たり前の様に誤差として無視されても理解に苦しみますね笑
ありがとうございます!

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?