480
HA
00000
基本例題112 互いに素に関する証明問題 (1)
(1) nは自然数とする。 n +3は6の倍数であり, n+1は8の倍数であるとき、
n+9は24の倍数であることを証明せよ。
(2) 任意の自然数nに対して, 連続する2つの自然数nとn+1は互いに素であ
ることを証明せよ。
(2)
指針 (1) 次のことを利用して証明する。 a, b, kは整数とするとき
p.476 基本事項 ②. 基本 111
【CHART
α, 6 は互いに素で, ak が6の倍数であるならば,kは6の倍数である。
(2)
+1は互いに素⇔nとn+1の最大公約数は 1
nとn+1の最大公約数をg とすると
n=ga, n+1=gb(a,bは互いに素)
この2つの式からnを消去してg=1を導き出す。 ポイントは
A,Bが自然数のとき, AB=1 ならば A=B=1
解答
(1) n+3=6k,n+1=81(k, lは自然数) と表される。
n+9=(n+3)+6=6k+6=6(k+1)
n+9=(n+1)+8=81+8=8(+1)
よって
6(k+1)=8(+1) すなわち 3 (k+1)=4(+
!
3と4は互いに素であるから, k+1は4の倍数である。
したがって, k+1=4m (mは自然数) と表される。
ゆえに
n+9=6(k+1)=6.4m=24m
したがって, n +9は24の倍数である。
(2) nとn+1の最大公約数をgとすると
a,bは
①1 ak=blならばんは6の倍数, I αの倍数
互いに素 2 aとbの最大公約数は 1
練習
112
と表される。 n=ga をn+1=gbに代入すると
ga+1=gb すなわち g (6-α)=1
n=ga,n+1=gb (a,bは互いに素である自然数)
重要 114,
g=1
よって, nとn+1 の最大公約数は1であるから, nとn+1
は互いに素である。
注意 (2) の内容に関連した内容を、 次ページの[参考] で扱っている。
このとき, 1+1は3の倍数
である。 したがって,
1+1=3m² と表されるから,
n+9=8.3m=24m
としてもよい。
g, a,b は自然数で, n <n+1 より b-a>0であるからn=ga,n+1=gb
積が1となる自然数は1だ
けである。
(1) は自然数とする。 n +5 は7の倍数であり, n +7は5の倍数であるとき、
+12を3で割った余りを求めよ。
(2) nを自然数とするとき, 2n-1と2n+1は互いに素であることを示せ。
[ (1) 中央大 (道] p.484 EX 79
基本
自然数の
とを証明
指針▷ at
そこ
at.
なお
CHAR
解答
a+b と ab
数』を公約
a+b=
と表される
② から,c
aがpの倍
このとき,
bもの倍
これはαと
bがpの倍
aとbが
したがって
参考 前ペ
の問題を
問題
素
[証明] ni
る
※各自 n
素数が無
上の
法である
練習
a,
③113 (1)
0は全ての整数の倍数なので24の倍数になりますよ。