現代文
高校生
解決済み

論国 「不思議という事」の質問です。

以下の問題の答えが自力ではわからなかったので教えてください。

このような自然科学の方法は、ニュートンが試みたように、「ふしぎ」の説明とし て普遍的な話、つまり物理学の法則を生みだしてくる。 これがどれほど強力であ るかは、周知のとおり現代のテクノロジーの発展がそれを示している。これがあ まりにすばらしいので、近代人は神話を嫌い、自然科学によって世界を見ることに 心を尽くしすぎた。これは外的現象の理解に大いに役立つ。しかし、神話を全く放 棄すると、自分の心の中のことや自分と世界との関わりが無視されたことになる。 せみの鳴き声を「母を呼んでいるのだ。と言った坊やは、科学的説明としては 間違っていたかもしれないが、そのときのその坊やの世界との関わりを示すもの として、最も適当な物語を見いだしたと言うことができる。 S
問7 傍線部E「神話をまったく放棄すると、自分の心のなかのことや、自分と世界とのかかわりが無視されたことになる」 とあるが、その 説明として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。 ① 近代の自然科学の方法のみによる外的現象の理解のしかたは、人間のかけがえのない「ふしぎ」な体験を十分に説明するものではな い。 2 自然科学が「ふしぎ」 を説明する方法として有効であるにせよ、人間にとって根本的な「ふしぎ」 に答えてくれる神話には対抗でき ない。 神話と近代の自然科学はそもそもその性格をまったく異にするものであって、内的事実の世界に両者が同時に存在することはありえ 神話と近代の自然科学、 それぞれの有効性を融合させることで初めて効力が発揮されるのであり、その意味で両者は完全に対立しな 問本文の内容に合致するものを、次の①~④のうちから一つ選べ。 2 ① 子どもと大人とを問わず、 およそ人間はあたりまえの世界に生きているのであって、のちのち人類全体にたいする偉大な貢献をした ニュートンや釈迦牟尼は特殊な例外といえる。 ② 大人に比べて子どもの世界は 「ふしぎ」と「おどろき」に満ちており、子どもは大人から外的事実に関する正しい知識を供給される ことで、自らの人生観を少しずつ構築していく。 3 「ふしぎ」や「おどろき」 をからだ全体で受けとめた子どもの頃のかけがえのない濃密な体験は、大人になると、自然科学からする 説明の不都合さと相俟って急速に薄れていく。 ④ 外的事実の理解のために近代の自然科学の方法は大いに有効ではあるにせよ、内的事実として形をとって立ちあらわれた物語が無視 されると、自分と世界との関わりがつかめなくなる。 1 8 1

回答

✨ ベストアンサー ✨

問7についてこの文章から読み取れることだけ書きます。
筆者としてはまず、自然科学と神話を対比させて説明しています。自然科学は物理学の法則を用いて事象を客観的に記述することができると言う性質を持っています。それがひいてはテクノロジーの発展という結果をもたらし、近代人は自然科学に傾倒し過ぎてしまうという傾向を筆者は指摘しているのです。
一方神話はその神話を創造する人と世界との関わり(例はセミの鳴き声についてその鳴き声と母をその人にとって関連のあるものとして捉えられていることがわかる)とのつながりを示してくれる点で、客観的なことは全くわからないけど、自然科学ではわからない物事を人がどのように考えていたかということがわかるのです。
ここから筆者は結論として自然科学と神話の関係性をどのように捉えているのかと言うようにおそらく繋がっていると思うのでそこを読み取り解答してください。

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回答

【問7】
_①、著者は、「科学」と「物語」と、の、どちらかを否定していますか?①、科学を否定している。物語を否定している。どちらも否定していない。を、返信して下さい。
_②、設問文の選択肢の①〜④の中に、「科学」か「物語」か、を否定さているものもがありますか?②、選択肢⑤は科学を否定している。等の様に返信して下さい。複数あるかも知れません。

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