✨ ベストアンサー ✨
ペーパークロマトグラフィーの実験では、水性ペンのインクを分離させてみます。なぜインクが分離するのでしょうか?クロマトグラフィーでは、「固定相」と「移動相」という2つの相の中を、試料(混合物)が移動して分離されます。ペーパークロマトグラフィーの場合には、紙が固定相、水が移動相、水性ペンのインクが試料です。紙を水に入れると、水は紙繊維の間を毛細管現象によって上昇していきますが、この時に溶媒となる水に溶けだしたインクは溶液となって一緒に移動していきます。ところが、インクに含まれている色素は、それぞれの色素によって水との仲の良さである親水性が違っています。親水性が良い色素は水によく溶けて紙繊維を上昇しやすいのですが、親水性の悪い色素は水に溶けにくいために紙繊維に吸着されやすく、徐々に上昇しなくなって取り残されます。つまり、色素の種類によって上昇する高さが異なるため、色が分離されるのです。
青は親水性が悪い(少ない)ため、吸着しにくいとなります🙇
いえいえ🙇
とてもわかりやすい解説をありがとうございます🙇♂️