数学
高校生

この問題が全体的に意味がよく分かりません。
教えていただきたいです。

Exercise 32 A~Gの7人で構成されているある委員会において、5本の議案の賛否を問う 投票が行なわれた。 この結果について次のア、イ、ウのことが分かっているとき、 可決された可能性のある議案の本数の範囲として正しいのはどれか。 ただし、賛成が反対を1票でも上回ればその議案は可決され、いずれの議案に 保安大学校等 2001 対しても棄権は認められないものとする。 ア 賛成した議案数は、A~Dが3本、 E, Fがそれぞれ2本、Gが1本であっ た。 イ全員が賛成した議案は1本もなかった。 ウ 全員が反対した議案は1本もなかった。 から無 最多 最少 1.5本 2本 2.4 本 2本 3.4本 1本 4.3 本 2本 5.3 本 1本 条件アより7人の賛成票の合計は、 Eさん 3×④+2×②2 +1 = 17 (票) A.B, C, DEN となります。 議案が可決されるためには過半数の4票が必要で すので、賛成票 17票を4で割ると、 17 ÷4=4余 りですから、可決された議案は最多でも4本とな ります。 次のようなときですね。 議案 1 議案 2 議案 3 議案 4 議案 5 賛 4 4 4 1 否 KO 3 3 3 3 6 →7人中の 可否 可決 可決 ○ 可決 ○ 否決 (4票) ていこう! ・条件イ, ウを満たしてい ることを確認してね。
きなので、賛成票の合計が3×5 = 15 (票) 以下で また、議案が否決されるのは賛成票3票以下のと あれば、すべての議案が否決された可能性があります が17票ですので可決された議案は必ずあります。 票が同じ議案に投じられれば、可決されたのは1本 しかし、 15票より2票多いだけですので、この2 しかない可能性があります。 次のようなときですね。 議案 1 議案 2 議案 3 議案 4 議案 5 賛 5 3-3-3 3. 3 36 3 可否 2 71分可決 ○ ~ 4 4 4 4 否決 × 否決 X 否決 X 否決 1.7 したがって、 最多4本、 最少1本で正解は3で す。 正解 3 合 ワンポイントアドバイス One Point Advice 本問も、極端な状況を考える 賛成票 17票が最大限有効 なった場合と、思いっきり になった場合を考えればし ね! 17

回答

どこから説明すればいいのか分かりませんが、逆に考えてみてはいいでしょう。

まず、「可決された議案が最多になるのは何本か」について考えます。議案は5本しかないのですから、「5本議案が可決される」という状況がありえるのならば、それが最多になりますよね。しかし、そんな状況はありえません。何故なら、「1つの議案が可決されるには4票の賛成票が必要」なのですから、「5つの議案が可決されるには4×5=20票の賛成票が必要」ということになりますよね。ですが、賛成票は17票しかないので、20票に届くはずがありません。よって、「5本議案が可決される」という状況はありえません。ということは、「4本議案が可決される」という状況がありえるならば、それが最多になります。これはありえますよね。問題文に書かれたような状況がありますから。よって、4本が最多になるという訳です。

次に、「可決された議案が最小になるのは何本か」について考えます。さっきと同じように、「1本も議案が可決されない」という状況が成立するなら、それが最小の0本ということになります。ここで解説のような考え方をしてもいいのですが、それで分かりにくいのならば、反対票で考えてみてはいかがでしょうか。棄権はありえないのですから、賛成票と反対票合わせて5×7=35票あるはずですよね。(1人あたり5本の議案に投票しなければいけない、それが7人なので5×7=35) 賛成票は合計17票と分かっているので、反対票は35-17=18票あることが分かります。「可決されない」ということは「否決される」ということ(可決の対義語は否決)なので、「1本の議案が否決されるには4本の反対票が必要」ということになります。「1本も議案が可決されない」ということは、「5本の議案が全て否決される」ということです。すなわち、4×5=20票の反対票が必要ということになります。ですが、反対票は18票しかないので届きません。よって、5本の議案が全て否決されるという状況はありえません。ですから、次は「4本の議案が否決される」という状況がありえるなら、それが「否決の最大」であり「可決の最小」ということになります。このような状況はありえますよね。解説に書かれているような状況があります。よって「否決の最大は4本」であり、「可決の最大は5-4=1本」だと分かる訳です。

今回、可決と否決、賛成票と反対票にはそれぞれ対称性があります。なので、5÷2=2.5であることを考えると、「可決の最大の本数」と「可決の最小の本数」は「2.5との差の絶対値が等しい」んです。「可決の最大の本数」と「否決の最大の本数」は等しい、と言った方が分かりやすいかもしれません。まぁこれはアドバンスな話なので、理解できなくても大丈夫です。

「4個の部屋があって、5人の人がそれぞれいずれかの部屋に入るとき、2人入っている部屋が必ず1つは存在する」という原理があります。これを「鳩の巣原理(部屋割り論法)」と言います。このことを知っていれば、解説のような考え方も理解できると思います。ですが、これはなかなか難しい話ですので、自分のような考え方をするのが個人的にはオススメです。

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