古文
高校生
解決済み

擬古物語「夢の通い路物語」の一節、大納言家の姫君からの手紙を受け取った中将の発言中に「かの辺りは、殿の内など人少なくもの恐ろしくおぼしつらめ」という一文があるのですが、係助詞も無いのになぜ文末が已然形になっているのか分かりません。お教えください。

古典 古文 高3 文法

回答

✨ ベストアンサー ✨

係結びがちゃんと使われていたのって平安時代くらいまでで、鎌倉時代以降は結構適当に使われてました。係結びがあるのに文末が已然形や連体形になっていなかったり、係結びがないのに已然形や連体形になっていたりします。
今回は擬古物語ということですので、成立は鎌倉時代以降でしょう。となると、この時代は係結びがちゃんと使われた時代ではないので、その辺り曖昧に書かれている可能性が高いかと思います。

ぞの字

ご回答ありがとうございます。時代によっては成程そういうこともあるんですね。すっきりしました。

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