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まず、物質は混合物と純物質に分けられます。
簡単な見分け方としては、
混合物は化学式で表せないもの、純物質は化学式で表せるもの、です。
で、さらに、純物質は単体と化合物に分けられます。
簡単な見分け方としては、
単体は1種類の原子だけで表されるもの、化合物とは2種類以上の原子で表されるもの、です。
まとめると、
1種類の原子だけで書けるものは単体、
2種類以上の原子で書けるものは化合物
そもそも化学式で書けないものは混合物
(化学式で書けるものには単体と化合物があり、そもそも化学式で書けないものは混合物)
では、これをふまえて、例を挙げて考えていきます。
ア 酸素
酸素はO₂ですよね。これは、酸素原子Oだけから出来ているから単体。
イ 石油
石油は化学式で表せないから、混合物
ウ 海水
海水も化学式で表せないから、混合物
エ 塩酸
塩酸はHClだと思うかもしれませんが違います。HClとは塩化水素です。塩酸は化学式で表せません。
塩酸とは、塩化水素HClに水を加えたものだから、混合物になります。
ちなみに、塩化水素は水素原子Hと塩素原子Clから出来ているから、化合物になります。
オ 水銀
水銀はHgですよね。これは、水銀原子Hgだけから出来ているから単体。
カ 牛乳
牛乳は化学式で表せないから、混合物
キ 塩化ナトリウム
塩化ナトリウムNaClはナトリウム原子Naと塩素原子Clからできています。
すなわち、塩化ナトリウムNaClは2種類以上の原子から出来ているから化合物です。
ク 塩化ナトリウム水溶液
塩化ナトリウム水溶液はは化学式で表せないから、混合物
また、塩化ナトリウム水溶液とは、塩化ナトリウムに水を加えたものだから、混合物。
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