✨ ベストアンサー ✨
一般的に,炎色反応を行う場合は試料を塩化物にします。従って,濃塩酸で洗うことは即ち試料も不純物も塩化物にするという意味と同義にとって良いでしょう。塩化物は揮発性が高いので,不純物を取り除きやすくなります。
また白金線はガス炎の黄色炎やろうそく炎の中に入れると,炎中の遊離炭素が白金中に融け込んでしまい,もろくなってしまうという性質があります。だから,外炎で強熱しないといけないのです。
すみません。また一つ質問なんですが、外炎には遊離炭素がなくなっているということでしょうか。また、それはなぜなんでしょうか。
わかる範囲でよろしいので、よろしくお願いします。
内炎は一酸化炭素、水素、遊離炭素などのような還元性物質で満たされているので、この部分では還元反応がおこりやすく還元炎と呼ぶこともあります。外炎は、高温酸素などの酸化性物質があり、酸化反応がおこりやすく、酸化炎と呼ぶこともあります。
この外炎(酸化炎)部分では燃料ガスと空気がよく混ざって混合し、完全燃焼(酸化)するので遊離炭素はほとんど存在しません。ちなみに遊離炭素とは、化学反応時に余った炭素原子が単体で存在している状態を指します。
ご丁寧な解答ありがとうございました。
理解できました。
わかりやすい解説ありがとうございました。