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基礎事項
モル濃度とは、溶液1Lあたりに含まれる溶質の物質量を表したもの
【やり方1 塩化水素の量は等しい、ということを利用した方法】
今回は、12mol/Lの塩酸V[mL]に水を加えて1.0mol/Lの希塩酸を300mL作りたい。
水を加えただけだから、12mol/Lの塩酸V[mL]に含まれる塩化水素の量と
1.0mol/Lの希塩酸300mLに含まれる塩化水素の量は等しいですよね。
このことを利用します。
12mol/Lの塩酸とは、言葉の意味から、塩酸1000mLあたりに塩化水素が12mol溶けている溶液ですよね。
では、12mol/Lの塩酸V[mL]には何molの塩化水素が溶けていますか?
1000mL:12mol=V[mL]:◻️mol ◻️=12V/1000=0.012V[mol]
0.012V[mol]の塩化水素が溶けていますよね。
同様に、1.0mol/Lの希塩酸300mLには何molの塩化水素が溶けていますか?
1000mL:1.0mol=300[mL]:⚪mol ⚪=300×1.0/1000=0.30[mol]
0.30[mol]の塩化水素が溶けていますよね。
よって、0.012V=0.30
V=25
【やり方2 単なる希釈問題として考える】
今回は12mol/Lの塩酸を希釈して、1.0mol/Lの希塩酸を300mL作りたい。
すなわち、濃度は、12/1.0=12倍希釈されている
※濃度は、12倍に薄まっている、ということ。
n倍希釈のときは、原液の量:水の量=1:(n-1)が成り立つから、
12倍希釈ということは、濃塩酸の量:水の量=1:11
今回は希塩酸を300mL作りたいから、300mLを1:11にわけて、
塩酸の量は、300÷12=25ml
以上より、塩酸25mlに水を足して300mlにすると、1.0mol/Lの希塩酸が300mLできる
分からなければ質問してください
理解できました!丁寧な解説ありがとうございます!