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問4 溶媒に溶けた物質は濃度を均一にしようと広がっていきます。塩酸(コロイド溶液中では水素イオンと塩化物イオンとして存在)はセロハン膜を通り抜けることができるので、内側と外側の濃度を同じにしようとセロハン膜外側まで広がり、結果、セロハン膜内側の濃度と外側の濃度が同じになります。
問5(44)(45)(46) アボガドロ定数をNとして考えてみます。
塩化鉄(III)の物質量は 0.010 [mol] だったので、全体として鉄(III)イオンは0.010 × N [個] あると考えられます。
対して、コロイド粒子は 206/8.31×10^6 × N [個] だと(40)(41)(42)(43)で求めています。
コロイド粒子1個あたりの鉄(III)イオンの数を求めるので
(0.010×N)/(206/8.31×10^6 ×N) = 0.010 / (206/8.31×10^6)
という式が立つかと思います。
解説文では、「コロイド粒子1つに含まれる水酸化鉄(III)の個数」となっていますが、 (Fe3+) + 3(OH-) → Fe(OH)3 なので、水酸化鉄(III)の個数と鉄(III)イオンの個数は同じであり、「コロイド粒子1つに含まれる鉄(III)イオンの個数」と読むこともできるかと思います。
(実際に実験すると、セロハン膜を通過してしまう鉄(III)イオンも存在するかと思いますが、その量としてはわずかなので小さな誤差程度にしかならないと思われます。。)
わかりやすいです✨ありがとうございます!