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組成式は主にイオン結晶につかいます。例えば、NaClは組成式なんですが、NaClはイオン結合で結合しています。イオン結晶は結晶なので、同じものがずーっと繰り返し結合していきます。イメージとしてはNa25638965Cl25638965みたいな。こういうのは、繰り返し単位の原子だけを取り出して書かないと面倒なので、NaClというように構成原子の比率を扱って表します。
一方、分子は共有結合で結合しており、いつまでも原子が繋がっていきません。これは、分子を構成する原子の実際の個数で表した方がいいですね。
示性式は有機化学を勉強すると、理解できますが、有機化学ではパーツの組み合わせで物質をつくることを学びます。
パーツは骨格を決める炭化水素基というパーツと、性質を決める官能基というパーツがあって、この官能基を分子式的に書かないようにしたものが示性式です。
具体的に、CH3COOHが示性式です。C2H4O2と書くこともできるんですが、官能基であるカルボキシ基(COOH)を略さずに書いた方がどんな分子なのか、分かりやすいですね。
C2H4O2であれば、HCOOCH3というギ酸メチルという分子である可能性も考えられ、こういった分子式は同じだけれども、構造が違い、性質も違う「異性体」の区別を付けられない難点があります。
有機化学頑張ります!
分かりやすかったです!