化学
高校生
解決済み

酸化物の水溶性と、溶けた時の液性の強弱(強塩基、弱酸など)の覚え方、見分け方を教えてください。

回答

✨ ベストアンサー ✨

酸化物の液性ですか?塩じゃなくて

asyu

酸化物が水に溶けた時の液性です!

アフロ博士

酸性酸化物は酸性
塩基性酸化物は塩基性
両性酸化物は酸としても塩基としてもふるまいます。

例えばCO2、SO2、NO、NO2などは水に溶けて酸としてふるまう、もしくは塩基と反応する酸性酸化物です。

塩基性酸化物はNa2O, CaO, MgO, K2Oなど水に溶けて塩基になる、もしくは酸と反応する塩基性酸化物です。

例をみると、非金属元素から出来ているものは酸性酸化物、金属元素(特に1族、2族あたり)から出来ているものは塩基性酸化物になっています。

両性酸化物はAl, Zn, Sn, Pbが含まれている酸化物です。語呂は「ああ、すんなり両性人」と覚えましょう。

asyu

塩基性酸化物の中で、たとえば酸化マグネシウムは水に少し溶けて弱塩基性、というのはなぜですか?

アフロ博士

それは高校範囲外なので、全部を説明しきることはできません。
原因のひとつは、金属元素を含む化合物は結合性を持つこと、非金属元素を含む化合物は分子性を持つこと。つまり、イオンまたは分子になりやすいということです。

水に溶かした時、MgOはMg2+とO2-になるかというと、O2-はイオンとしての安定性に欠けるため周りの水と反応を起こしてO2-をOH-に変えることで安定させています。だから、塩基として作用するんです。

酸や塩基の強弱はさすがにわかると思います。
硫酸、塩酸、硝酸、(HFなどもある。)は強酸でそれ以外はすべて弱酸。アルカリ金属、アルカリ土類金属を含む塩基は強塩基、それ以外はすべて弱塩基です。

asyu

丁寧な説明本当にありがとうございます!
奥が深いんですね。。。

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