化学
高校生
解決済み

反応速度と平衡の移動についてです。
「加熱して温度が上昇すると、活性化エネルギーより大きなエネルギーをもつ分子が急激に増えるため、発熱反応、吸熱反応によらず、反応速度は大きくなる」
とあるのですが、
「温度を上げると平衡は吸熱反応の方向に」ともあります。

「発熱反応が温度を上げると吸熱反応の方向に動くから発熱反応の反応速度は下がる」とならないのはどうしてですか?

反応速度 平衡の移動 発熱反応

回答

✨ ベストアンサー ✨

前者は、反応の最中での話、
後者は、平衡状態(反応が落ち着いた状態)での話です

例えば、
A⇄B+熱(発熱)において、
平衡状態での割合が  A:B=3:7  だとすると

温度をあげると、   A:B=4:6  となる
これが平衡の移動「温度を上げると平衡は吸熱反応の方向に」で、最終的な割合の話を指します。

一方、反応速度は、A⇄B+熱 での物質量の時間変化率のことです

温度が上昇すれば活性化エネルギーを持つ分子が増加するので、A→BもB→Aも反応が短時間で進むようになります

つまり、平衡における『吸熱反応の方向に動く』というのは、速度の話ではなく、最終的な割合の話のため、反応速度には関係しないということです。

水縹

わかりやすい説明をありがとうございます!
解いていてごっちゃになってしまっていたのをしっかり整理できました。ありがとうございました😊

ピクリン酸

良かったです😁

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