英語
高校生
解決済み

構文解釈について

A fish would leap now and then with a short splash ,the very loudness of which measured the profundity of the overpowering silence that swallowed up the sharp sound suddenly.

この文について、the very loudness あたりからの訳をどうすべきかが良くわかりません。
The very loudness 以降は後ろから前にかかっているので、カンマは同格なのか?と思ったりしたのですが…

時折魚は小さなしぶきを上げて飛び跳ねたのだが、その音の大きさは、鋭い音を突然飲み込むような圧倒的な静寂の深さを測るものであった。

と何とも言えない微妙な文となっています。
解説をお願いしたいです。

回答

✨ ベストアンサー ✨

①the very loudness of which〜 ってなっているのでわかりにくいですが、whichがあるので関係代名詞の、カンマ付いてるので「非制限用法」です。関係詞ですから文法的には確かに後ろから前にかかってはいるのですが、訳し方自体は前から後ろに自然に訳して良いのです。

https://toiguru.jp/non-restrictive-use

ここでのwhichは名詞splashを受けています。
the loudness of whichは、飛び跳ねたときの「しぶき」の音の大きさです。veryは後で解説しますね。


the loudness of which measured the profundity of th silence that swallowed up the sharp sound suddenly.

まず全体の方針としては、
「無生物主語構文」なので、主語を副詞的に訳して、
[主語]が原因で動詞以下のことが起こった 
という因果関係を表す文にします。

主語がmeasureした
→主語によって(原因で)measureされた
ここのmeasureは最後の訳見てもらえればわかると思いますが、意訳して構いません。

無生物主語構文は、文全体で因果関係を表現するための文で、主語が原因で、動詞以下〜のことが起こったという文なので、
動詞部分のみだけを見て辞書的な訳をしても意味がありません。

③主語と目的語の名詞構文の解釈
[目的語部分]
the profundity of the silence that swallowed up the sharp sound suddenly

名詞profundityは、形容詞profoundを抽象名詞化したものです。
of the silenceは、ofが「主格のof」で
the silenceが形容詞profoundの主語であることを示してます。
要は、the profundity of the silenceという名詞のまとまりを
that the silence was profound とか
how profound the silence was
っていう節の形に直せるのです。
どの節の形に直すかは文脈判断です。 
ここでは、how profound〜の形を、疑問文ではなくて感嘆文として使った訳にしてみます。

こういうの「名詞構文」と言います。
文法の参考書あったら調べてみてください。

silenceには関係詞節がついてるので、それを踏まえて後でまとめますね。

[主語部分]

the loudness of which
whichは説明したように「しぶき」、名詞loudnessは形容詞loudの抽象名詞で、ofは主格のof
なので、「しぶきがloud」と言ってます。
無生物主語構文で、主語が「原因」となるように訳すので
「しぶき が loud なので」

④名詞につくvery は「まさに」とかって意味で、
これがloudnessにかかってるので
「そのしぶきの大きさこそがまさに」というような感じ。
いまは無生物主語構文なので、
「まさにそのしぶきの大きさによってこそ」とか

⑤まとめると

時折魚は小さなしぶきを上げて飛び跳ねたのだが、
その音が大きかった、まさにそのことによって、鋭い音を突然包み込む静寂がどれほど深いものであるかがわかったのである。

要は
魚の飛び跳ねるしぶきの音が大きいから、それでめっちゃ静かだってわかった。
ということです。

ののののの

最後の訳のところ「静寂」の前に「圧倒的な」が抜けました😶

Noa-chan

うわああ!実は他の方のQ&Aで見ていて、答えていただけたら嬉しいなぁ、と思っていたんです!
素晴らしい解説、ありがとうございます。
詳しいかつ明快で、とても分かりやすい解説でした。もう一度文法を見直していきたいと思います。

本当にありがとうございました😭

ののののの

ややこしい文をやってますねぇ〜
このレベルを読みこなすには無生物主語構文と名詞構文に習熟する必要がありますが、基本的な文構造がきちんと取れることが前提なので、関係詞の非制限用法くらいで戸惑ってたらいけませんね。

ちなみに付け加えるとvery loudnessとしているのは、
loudnessなのにsilence がわかる という一見矛盾した関係を踏まえてのことです

(しぶきが)loudだから【こそ】(その場が)silentだとわかった、ということです。

一緒にがんばりましょう〜

ののののの

ついで
measureの訳ですが「測る」を活かして
「〜を測ることができた」とかでもいいと思います。
意訳は、何を根拠に言葉を選べばいいか、難しいですね。
長々お付き合いくださりありがとうございました。

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