✨ 最佳解答 ✨
心もとながら/せ/たまひ/て
上のように分けることができます。
「心もとながら」は、「心もとながる」というラ行四段活用動詞の未然形です。ちなみに漢字で書くと、「心許ながる」となります。「待ち遠しく思う」という意味があります。
「せ」は使役尊敬の助動詞「す」の連用形です。「す」は未然形接続で、今回はラ四動詞の未然形に接続していますね。文法的意味は「尊敬」だと思います。
「たまひ」は、ハ行四段活用の補助動詞「たまふ」の連用形です。本動詞ではなく補助動詞になる理由は、上に「す」という助動詞があるからです。敬語の種類は尊敬です。(謙譲の「たまふ」は下二段活用です。)
「せ」+「たまふ」で、最高敬語(二重尊敬)となります。これは、天皇や皇后、中宮などの位が高い人にしか使えない敬語です。(会話文では位が高くなくても普通に使えます。)
「て」は接続助詞ですね。
訳をしてみると、
待ち遠しくお思いになって
となりますを
rさん、とても分かりやすい説明をありがとうございます!理解することができました!
補足ですが、最高敬語の部分を強調して訳をすると、
待ち遠しくお思いになられて
となりますよ。