✨ 最佳解答 ✨
この問題は、助動詞の接続を覚えていれば解ける問題になります。
過去の助動詞「けれ」は、連用形接続です。「けれ」の前は、必ず連用形が来ます。
そして、打消推量の助動詞「まじ」の活用は、
未然形 (まじく) まじから
連用形 まじく まじかり
終止形 まじ
連体形 まじき まじかる
已然形 まじけれ
命令形 〇
でしたよね。
選択肢のイの「まじ」は終止形だと分かりますね。
しかし、過去の助動詞「けれ」は、先程も述べたように連用形接続です。終止形には接続できません。
なので、イのように「まじ」と「けれ」を2つに分けることができないと分かるのです。
ちなみに、「まじ」と「けり」が共存できる方法は、
「まじかりけれ」にすることです。
「まじかり」は連用形なので、連用形接続の「けり」が接続できます。
連用形は「まじく」「まじかり」の2種類がありますが、下に助動詞が来る時は「まじかり」の方(補助活用といいます)を使うという決まりがあるので、「まじくけれ」はNGです。
ここからは余談ですが、「まじけれ」は、表の通り
打消推量の助動詞「まじ」の已然形です。
活用語の已然形+接続助詞「ば」で、
順接の確定条件になります。この時の「ば」は、
「~ので」「~から」「~ところ」のように訳ができますよ。
「まじけれ」の他にも、「まほしけれ」というものがあります。
希望の助動詞「まほし」の已然形です。
これも、「まほし/けれ」のように分けてしまわないように注意してくださいね。
詳しく丁寧な説明ありがとうございます😭😭
理解しましたっ!!
ものすごくわかりやすかったです😊😊