|考察図 ステアリン酸w 〔g〕をシクロヘキサンに溶かして全体をV[mL]にし,
その溶液を水面に[mL]滴下したとする。 単分子膜をつくるステアリ
ン酸の質量はどのような式で求められるか。
|考察
ステアリン酸のモル質量をM〔g/mol] とすると, 単分子膜をつくるス
テアリン酸の物質量はどのような式で求められるか。
考察
ここまでの考察と, 物質量と粒子の数の関係を用いて, アボガドロ定
数NA [/mol] を求める式を導いてみよう。
歩美は実験を行ってみた。 ステアリン酸(分子量 284)35.5mgをシクロ
ヘキサンに溶かし, 全体を100mLにしたのち,この溶液 0.10mLを
水面に滴下した。 やがてシクロヘキサンが蒸発してステアリン酸分子
が水面に広がり, 面積が165cm² の単分子膜ができた。
実験結果から,アボガドロ定数を見積もってみよう。 ただし, 単分子
膜におけるステアリン酸1分子が占める面積は 2.2×10-15cm² とする。
■考察