mol/L で
から,
DOH
2
次の文章を読み, 各問いに答えなさい。 (H=1.0, C=12,0=16)
食酢に含まれる酢酸の濃度を中和滴定により決定する実験を,以下の(i)~(iv) の
順番で行った。
(i) 食酢10.00mL を (A) でとり,100mL用の (B) に入れて、蒸留水で正確に10倍に
うすめた。
(ii) (a) 水酸化ナトリウムは正確にはかりとることが困難であるため、約0.4gを蒸留水
に溶解させて、正確100mLとした。
(iii) シュウ酸二水和物 H2C2O4・2H2O (分子量126) を用いて, 濃度0.0500mol/Lの水
溶液を100mL調製した。
(iv) ()により調製したシュウ酸水溶液10.00mLをコニカルビーカーに入れて,pH
(ii) により調製した水酸化ナトリウム水溶液を (C)
指示薬を数滴加えた。 次に,
から滴下した。その結果, 10.10mL滴下したところで溶液の色が変化したため、ここ
を中和点とした。
(v) (i) により調製した食酢水溶液10.00mLをコニカルビーカーに入れて, (b)pH指
示薬を数滴加えた。次に, (Ⅱ)により調製した水酸化ナトリウム水溶液を用いて滴
定した。 その結果, 5.01mL滴下したところで (c) 溶液の色が変化したため、ここを中
和点とした。
なお, 中和滴定で用いた反応は以下のとおりである。
シュウ酸と水酸化ナトリウムの中和反応
H2C2O4+ 2NaOH→ Na2C2O4 + 2H2O
酢酸と水酸化ナトリウムの中和反応
CH3COOH + NaOH→CH3COONa + H2O
CH₂COOH)
mol/l.
(1) (A) ~ (C)に当てはまる適切な実験器具を答えなさい。
(2) (1) のうち, 純水で洗浄後、ぬれたままで使用できるものを (A)~ (C) の記号
で答えなさい。
(3) 下線 (a) の理由として次の文章の空欄(ア に最も適切な物質名を答えなさ
い。
固体の水酸化ナトリウムは,強塩基で潮解性をもち, 空気中の水蒸気や(ア)
を吸収してしまい, 正確な質量を測ることが困難なため。
NaOH
(4) 下線 (b)の指示薬の名称と下線 (c) の色の変化を答えなさい。
(5)()で必要なシュウ酸二水和物の質量 [g] を有効数字3桁で答えなさい。
(6) (i)で調製した水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度 [mol/L] として最も近い値を
下から選び ①~④の数字で答えなさい。
① 0.0496 (2) 0.0990
③ 0.495
0.990
(7) (i) で希釈される前の食酢に含まれる酢酸のモル濃度 [mol/L] を導出過程ととも
有効数字3桁で答えなさい。 なお, 水酸化ナトリウム水溶液のモル濃度 [mol/L]
は (6) の解答を使用しなさい。
3
(8) 希釈する前の食酢中に含まれる質量パーセント濃度[%] を有効数字3桁で答えなさ
食酢の密度は 1.00g/cm3とする!酢の