生物基礎
B
(b 生態系は,(c)キーストーン種がその生態系からいなくなると大きく変化する
ことが知られている。 生態系における生物のつながりとその影響について調べる
ため,ある列島(島1~9) において,一連の食物連鎖の関係にある消費者Aと
消費者 B, 生産者C について、次の調査1~3が行われた。
調査1
島1~3において,消費者Aの面積あたりの個体数と消費者Bの生物
量(一定面積内に存在する生物体の総量)について調査した。 図3は、その
結果をまとめたものである。
生物基礎
調査3 島7~9において, 消費者Bの生物量が増加する前と増加した後にお
ける生産者の面積あたりの個体数について調査した。 図5は,その結
果をまとめたものである。
20
個生
体產
数者 15
生産者Cの面積あたりの
10
5
消費者Bの生物量が
増加する前
消費者Bの生物量が
消費者Bの生物量(相対値)
800
500
400
600
300-
400
200
200
100
0
0
島 1
島2
島3
図3
個体数(相対値)
消費者Aの面積あたりの
増加した後
0
島7
B
島8
島9
図5
消費者 A
↓
消費者 B
問3 下線部(b)について,生態系に関する記述として最も適当なものを,次の
①~④のうちから一つ選べ。 14
調査2 島 4~6において, 消費者Aの面積あたりの個体数が減少する前と減
少した後における生産者Cの面積あたりの個体数について調査した。 図
4は,その結果をまとめたものである。
個生
20
①生態系では,ある生物が二次消費者になるか三次消費者になるかは生物
種ごとに決まっており,変わることはない。
②河川や湖沼に汚水などが少しでも流入すると生態系が崩壊し、もとの状
態に戻ることはない。
③渡り鳥のように国外から国内に飛来してくる鳥類は,外来生物として扱
われない。
④ 森林の伐採により植物が吸収する二酸化炭素量が減少しても、地球温暖
化に影響はない。
15
個体数(相対値)
生産者Cの面積あたりの
5
0
島4
島5
島6
図 4
-40-
消費者Aの面積あたりの
個体数が減少する前
消費者Aの面積あたりの
個体数が減少した後
<<-41-