どちらが多いかはわかりませんが、文章で形容詞がどんなことを表すかによってある程度の傾向はわかります。
現代語で「うれしい」「哀しい」「懐かしい」「正しい」など、「しい」とつくのは、古語ではシク活用です。シク活用は心の動きを表す言葉が多いです。
現代語で「寒い」「固い」「長い」「面白い」など、「しい」とならならいのが、古語ではク活用です。物事の性質や状態を表すことが多いです。
人の心情を表現するような文章では、シク活用が多いでしょう。
何か物事を客観的に表現するような文章では、ク活用が多いでしょう。