「物質Aの生成熱」とは、「物質Aを単体から作るときの反応熱」のことです。
「物質Bの燃焼熱」とは、「物質Bが完全燃焼する(≒激しく酸素と結合する)ときの反応熱」のことです。
(いずれも1molあたりの量で考える)
例えば、炭素の完全燃焼を考えてみましょう。
「C+O2=CO2+Q kj」という熱化学方程式で表せます。(状態は省略しました)
ここで、上の定義をじっくり見てください。
このQkjは「二酸化炭素の生成熱」でも「炭素の燃焼熱」でもあることが分かるでしょうか。
逆に、「炭素の生成熱」でも「二酸化炭素の燃焼熱」でもないことが分かるでしょうか。