水溶液中でどう電離するか考えましょう。
水素イオンができるため、酸性ですよね。
Na₂SO₄だったら中性だと思います。
H₂CO₃は弱酸なので、完全に電離しません。
弱酸と強塩基の混合物なので塩基性になります。
もっと厳密に考えると
NaHCO₃→Na⁺ とHCO₃⁻
と電離しますが、H₂CO₃は弱酸なので、完全に電離しません。なので、水溶液中では
HCO₃⁻として存在するより、H₂CO₃として存在しようとするものも出てきてしまいます。
ここHCO₃⁻がH₂CO₃になるためには、どこからかH⁺をもらわなければなりません。
どこからもらうかというと、水からもらうわけです。
水から強制的に H⁺を奪ってしまうので、
水素イオンを奪われた水分子は、水酸化物イオンになってしまいます。
ここで水酸化物イオンが発生するので、塩基性になるのです。
分かりやすい解説をありがとうございます!
とても理解できました!
ありがとうございます!
では、NaHCO3はなぜ塩基性なのですか?