5桁の自然数を
10000a+1000b+100c+10d+e
とする。ただし、aは1桁の自然数とし、b、c、d、eはそれぞれ一桁の正の整数とする。
ここで
10000a+1000b+100c+10d+e
=9999a+1001b+99c+11d+(a+c+e)-(b+d)
=11(909a+91b+9c+d)+(a+c+e)-(b+d)
ここで、aは1桁の自然数とし、b、c、d、eはそれぞれ一桁の正の整数としているため、909a+91b+9c+dは整数であるから、11(909a+91b+9c+d)は11の倍数を表している。
よって、(a+c+e)-(b+d)が11の倍数、
つまり、奇数番目の和と偶数番目の和の差が11の倍数になれば、その数自身も11の倍数になる。