回答
「ごとし」の用法は3つあります。
①同一;…と同じだ。
②比況;…のようだ。
③例示;たとえば…のようだ
です。
上のように訳してみると分かりやすいのでは?
ちなみに②は「ある事柄を他の似ている事柄に比べたとえること」
③は平安末期以降の用法で、「多くの中からあるものを例示すること」です。
例示は平安時代以降なのですか、知りませんでした、ありがとうございました!
比況は、他のものと比べる。
例示は、具体例をあげる。
といった意味合いです。
現代語として訳すとき、「〜と同じ」と訳せると比況、違ったら、例示と覚えると良いです。
すみません、逆でした!
例示が、「〜と同じ」と訳せたら…です。
比況→AはBのごとし
例:その男、走り去ること脱兎のごとし。
A=男、B=脱兎として、男とウサギはイコールではないですよね。
例示→AのごときB
具体例なので、A=B(AはBの一種である)
例:伊勢物語のごとき歌ものがたり
A=伊勢物語、B=歌ものがたりとして、A=Bが成り立ちます。
ご丁寧にありがとうございます^ ^
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