古文
高校生

恨むという単語はなぜ四段活用ではなく上二段活用なんですか??

回答

もともと上ニ段活用だったのがなぜ四段になったのか、とするべきでしょうね。全体的に語彙の多いのは四段活用と下二段活用で、あとは少ないです。下一段もナ変もラ変も四段に合流し、サ変も現在では「愛さない」など、四(五)段化したものがあります。
「忍びず」なんてのもありました。
言語の活用や曲用は、一般的に単純になっていく傾向があるようです。ヨーロッパでは英語(イギリス語)が最たるもので、親戚のドイツ語とは大分変わってしまいました。ラテン語の子孫のイタリア語も、随分と単純になっています。
日本語では二段活用が一段になってしまいました。これは、もともと少ない一段に合流したのでなく、連体形がと終止形が同じになってしまってからの現象です。

論語の有名な一節に、
「人知らずして恨みず、また君子ならずや」
があるので、それなりに有名かと思っていましたが…。

上二段活用の「恨む」が四段活用になるのは近世以降です。
こればっかりは覚えるしかないように思います。

ゲスト

ありがとうございました

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