化学
高校生

問五で解説に書いてある事は知ってるんだけど答えがどうしてこうなるのかがよくわからないです、、、

それと問6も化学反応式が書けなかったから移動した電子の物質量から考えていく事はわかっているんだけどできなかったです…

回答

あー
途中で投下しちゃいました。。笑

問6ですが

問6に限らず基本的に反応式が書けないとこの問やってくのは不可だと思います…
私も0の状態から解いてみましたが
過マンガン酸カリウムも硫酸鉄も一部単元でしか出てこない割とマイナーな物質なので
どっちが酸化するか還元するかすらわからん始末でした。。
(とはいえ過マンガン酸カリウムは酸化還元のところで超重要物質です! )

よく考えたらFe²⁺から3+に酸化することに気づけば酸化還元反応ぐらいはいけたかもしれません。
鉄が還元して金属Feになることは溶液中ではありえないことですから。

さて、改めて問6ですが
クーロン量が出てるのでファラデー定数を使って
反応式した電子のモル数を計算することができます。
でも反応式がわからなければ
このモル数の電子に対して
何molのMnO₄⁻が反応するかわからないので、ここでお手上げになります。

というわけで問1の解説から反応式を借りてきまして…笑

ファラデー定数を使って反応した電子のモル数がわかれば
反応式から反応するMnO₄⁻のモル数がわかります。
ここでは5個の電子に対してMnO₄⁻は1個反応て感じですね。
なので反応した電子のモル数の1/5のモル数のMnO₄⁻が反応します。

最初過マンガン酸カリウムK⁺MnO₄⁻を0.1mol入れているのでそこから引き算でモル数を引いて
溶液量は変わらず200mLなのでモル濃度を出せば何とかなるかと思います。

クマ吉

1の半反応式はかけたんだけど問6では使えないと思う…
問1の反応は硫酸鉄と過マンガン酸カリウム水溶液を反応させた式だけど問6はそれぞれの溶液がa室とb室に分かれて存在しているだけでそれぞれ電気分解するわけだから別の化学反応式が必要だと思うんだけど、、、

DKoT

そうなんですよね。
ただ、まったく別の式じゃないといけない!
というわけでもないんです。
硫化鉄と過マンガン酸カリウムは実は電子のやりとりしかしてないので。
つまりマンガンと鉄で化合物を作ったりしてないって意味です。

ということは電子のやりとりさえできれば
反応は進むことになって
この問のように溶液自体をわけていても電子さえ動かせる状態なら同じ反応を離れたところでもおこせます。

で、大切なのは硫化鉄の中でどのような酸化反応がおこるか
過マンガン酸カリウムの中でどのような還元反応がおこるか
ということになり
問1の解説の方に書いてある
普通の半反応式をさらに分解した電子を含んだ反応式を使うことになります。

クマ吉

頭の中がどんどんぐちゃぐちゃになる笑

DKoT

ですよね。

私今電気化学のとこちゃんとまとめようと思ってるんですけど
ノートが60ページをこえてまだ少し増えそうなんです。
意外と奥が深くてですね…

この問題も単純に負極で金属が溶けて
正極で金属が析出してくれたらもっともっと考えるのが楽なんですが…

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電池では酸化する方が負極になるんです。
この電池では硫酸鉄の方が
Fe²⁺ → Fe³⁺で酸化するのでそっちが負極です。。

というのもFe³⁺になったときに電子も一緒に出てくるからで
この電子が導線を伝って向こうの電極に行くときに電流が流れます。
で、向こうの極に行くと向こうで還元反応をすると。そんな感じです。

電子は酸化した方から還元する方に動くので
電流の向きはその逆向きで
還元側がプラス、酸化側がマイナスですね。

クマ吉

今までこんな風に考えてたんだけどダメなんですかね?

DKoT

それは電気分解ですね。
電気分解の考え方としてはそれで大正解です!

ただし
電気分解は電気を流して強制的に反応させるのに対して
電池は自発的な化学反応で電気をとりだすので
いろいろと逆になります。

要点だけいうと
反応と、極のプラスマイナスの関係が逆になります。

電気分解
酸化反応→プラス側 (陽極)
還元反応→マイナス側 (陰極)

電池
酸化反応→マイナス側 (負極)
還元反応→プラス側 (正極)

みんな混乱するからだと思いますが
化学界も極の呼び方を陽極、陰極→正極、負極に変えるなどなかなか苦しい努力をしてるとこです。。

クマ吉

+ −って書いてあるところは電池のつもりで書いたんだけど…これは別々にしたほうがいいんですかね下の陽極と陰極って書いてるのが電気分解の方で上の+ −とか書いてるのは電池のつもりで書いてます(>_<)

DKoT

すみません。
すっかり見逃してました!

こっちを先に答えた方がよかったかなと
今後悔しております。。

確かにそこは電池なんですが
電気分解と電池って言ったときの電池は
ちょっと違うんですよ。

電気分解と似たような溶液と金属板という構成で
即席の電池を作ることができます。
作り方は簡単です。
溶液に金属板をぶっ刺してつなげるだけです。
それで電気が取り出せます。

ぱっと見の違いは電気分解は電源がつながっている
電池には電源がつながっていない
というとこです。

これを学問するのが電気分解と電池
と言っているときの電池です。

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