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解決済み

恋すてふ我が名はまだきたちにけり人知れずこそ思ひそめしか
のしかの意味はなんで過去になるんですか?
和歌の時は詠嘆になりやすいと習ったので、なぜ過去になるか分かりません。
解説をお願いします。

回答

✨ ベストアンサー ✨

詠嘆になるのは「けり」じゃないですか?
「しか」は過去の助動詞「き」の已然形なので詠嘆にはならないです。

甘エビ(๑>◡<๑)

本当ですね笑
もう1回文法を確認したいと思います。
ご解説ありがとうございました。

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回答

恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり
→恋をしているという私の噂はもう早くも広まってしまったなぁ。

人知れずこそ 思ひそめしか
→誰にも知られないように、と密かに恋し始めたばかりだというのに。

「しか」は、過去の助動詞「き」の已然形です。この助動詞の文法的意味は、「過去」のみです。
(せ)・〇・き・し・しか・〇

一方で、過去の助動詞「けり」の文法的意味は、「過去」に加えて「詠嘆」もあります。
(けら)・〇・けり・ける・けれ・〇

この2つの違いは何かと言うと、
「き」は、直接経験した過去の出来事を述べるもので、
「けり」は、人に聞くなどして間接的に知った過去の出来事を述べるものです。
訳から考えてみても、

私の噂が広まってしまったなぁ。
→広まったという事実は、間接的に知ったものです。

恋し始めた。
→実際に経験した事実です。

結論ですが、
「和歌の時は詠嘆になりやすい」のは、
過去の助動詞の「けり」です。
「たちにけり」の「けり」は、おっしゃる通り詠嘆ですよ。

「き」に詠嘆の意味はありませんので、普通に過去になります。

甘エビ(๑>◡<๑)

き と けり の文法をもう一度確認したいと思います。
૮๑•̀ㅁ•́ฅა
詳しく解説して頂きありがとうございます。
理解することが出来ました。

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