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■(1) 実験のⅠで、加熱をやめても反応がつぎつぎに進むのはなぜか。
これは、**鉄と硫黄の化学反応が発熱反応**だからです。
加熱をやめても、反応によって発生した熱が周りの鉄と硫黄に伝わり、反応が継続します。
■(2) 実験のⅠでできた黒色の物質とは何か、物質名で答えなさい。
これは、**硫化鉄**です。
鉄と硫黄が化合してできた物質で、化学式ではFeSと表されます。
■(3) 実験のⅡで、においのある気体が発生した試験管があった。これは試験管Aと加熱後の試験管Bのどちらか、記号で答えなさい。また、そのとき発生した気体の物質名を答えなさい。
においのある気体とは、**硫化水素**のことです。
硫化水素は、硫化鉄に塩酸が反応することで発生します。
加熱後の試験管Bでは、鉄と硫黄が反応して硫化鉄ができていますが、試験管Aでは、鉄と硫黄は反応していません。
したがって、においのある気体(硫化水素)が発生するのは、**試験管B**です。
■(4) 鉄と硫黄は7:4の質量の割合で結びつく。実験のⅠで、鉄と硫黄のいずれかが完全に反応したとすると、できた黒色の物質は何gか、求めなさい。
鉄粉5.6gと硫黄の粉末2.8gを反応させたとき、どちらかが完全に反応し、硫化鉄ができるかを考えます。
鉄5.6gと反応する硫黄の質量は、
5.6 × 4/7 = 3.2g
したがって、硫黄2.8gは完全に反応し、鉄が残ることがわかります。
完全に反応した硫黄は2.8gなので、鉄5.6gのうち、
2.8 × 7/4 = 4.9g
が反応します。
したがって、できた黒色の物質(硫化鉄)は、
4.9 + 2.8 = **7.7g**
となります。
■ポイント
化学反応には、熱を放出する発熱反応と、熱を吸収する吸熱反応があります。
鉄と硫黄の反応は発熱反応であり、硫化鉄という物質ができます。
硫化鉄に塩酸を加えると、硫化水素というにおいのある気体が発生します。
化学反応では、物質が一定の質量の割合で反応します。
ありがとうございます!めっちゃ分かりやすいです!