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僕のおすすめの方法は、
⓪前提として、ある程度(水・二酸化炭素・重曹など)の化学式は覚える
➀とりあえず書き出してみる
例)水素:H2、酸素:O2、水:H2O
➁式にしてみる
例)H2 + O2 → H2O
③もし右辺の元素が一つでも左辺の元素より少なかったら右辺を増やす
例)右辺のOが左辺のOよりも1つ少ないので右辺の分子を一つ増やす
H2 + O2 → 2*H2O(H2Oが2つ)
④足りない元素を書き出してみる
例)Hが2つ足りない
⑤足りない元素を補うために左辺の分子のどれかを増やす
例)2*H2 + O2 → 2*H2O
⑥ぴったり数が揃うまで③④⑤を繰り返す
という感じですかね。難しいですが、他の例だと重曹の熱分解などがあります。
重曹 → 炭酸ナトリウム + 二酸化炭素 + 水
➀重曹:NaHCO3、炭酸ナトリウム:Na2 CO3、二酸化炭素:CO2、水:H2 O
➁NaHCO3 → Na2 CO3 + CO2 + H2 O
③右辺が左辺よりも少ない元素はないのでスキップ
④Naが1つ、Hが1つ、Cが1つ、Oが3つ足りない(ここから、⑤でどの元素を増やしたらよさそうか推測する)
⑤ ④より、左辺の分子をどれか1つ増やす。
2 *NaHCO3 → Na2 CO3 + CO2 + H2 O
⑥ ③の操作をもう一回
左辺と右辺の各元素の数が完全に一致
よって最後の化学反応式である、「2 *NaHCO3 → Na2 CO3 + CO2 + H2 O」が正しいと分かります。
また、かなり高度な話になりますが、物質の化学式にも推測できるようなコツのようなものがあります。正直この下の話を理解できなくても中学の間は問題ないと思います。
➀名前から推測する
「酸化」(Oが入る)や「硫化」(Sが入る)、「塩化」(Clが入る)など、名前からもある程度中の元素を推測できます。
もし「酸化銅」のように「酸化」+金属 のようなときには、基本的に酸素1:金属1、酸素1:金属2のようになります。
例)CuO、FeO、Li2 O、Ag2 O
あるいは「二酸化」とついている場合、酸素が二つ付いていることが分かります。
例)CO2、PbO2
➁元素には「非金属」と「金属」の二種類に大きく分けられます。
まず、ほぼすべての非金属には持っている電子の数、いわゆる「手の数」が決まっています。
次に、ほぼすべての金属には電子をどのくらい受け取りやすいか受け取りにくいかという「イオン化傾向」と呼ばれるものが決まっています。
この「手の数」と「イオン化傾向」から化学式を推測することができます。
例)酸素の電子:2、銅のイオン化傾向:+極になりやすい ≒ 電子を求めている。
具体的には、銅は2個の電子を求めるので、ちょうど酸素1個分になります。
よって、銅1つと酸素1つでぴったり酸素の結合できる上限も埋められ、銅のイオン化傾向もなくなるため安定します。
なのでCuO(Cu1つとO1つ)となります。
長々と書きましたが、結局は覚えるのが一番!